日本では英語教育が盛んで、最近では人気の習い事であるピアノや水泳と肩を並べるほどです。保育所でさえ週一回外国人の先生が来て英語を教えることがあります。保護者からすると、そのことがかえって焦りや不安、また本来ならすべきでない他の子供との比較にもつながっているようです。英語に興味を持つことは素晴らしいことですが、それが子供への詰め込み教育につながらないかと危惧されます。しかしなぜこれほどまでに英語が必要とされているのでしょうか。
国の施策として、訪日観光客や企業の海外進出の増加を目標としています。また、企業では外国人の正社員採用をどんどん増やしており、会議は全て英語で行う会社も少なくありません。それに引きずられるように、英語資格を採用の条件としていることも珍しくありません。保護者としても、子供の将来を考えると英語をやらせたいと考えるのは当然でしょう。
英語を身につけることのメリットは多くあります。子供に英語を学ぶ理由について問われたら、英語でいろんな人と話せる楽しさを伝えてあげるといいでしょう。
- 視野が広がる
英語を使うと外国人とも容易にコミュニケーションがとれ、交友関係を広げることができます。様々な人とコミュニケーションをとることで、社交性のある明るい子に育つなど良い影響があります。少し大きくなると外国の文化や考え方などに疑問を持つようになり、さらに視野が広がります。 - 将来様々な場面で役に立つ
日本の社会では英語のレベルを問われる場面が多くなってきました。例えば、就職活動中に企業からTOEICの点数を問われることは多くありますし、そのことが入社や昇進の条件となる場合もあります。企業に勤めても、英語が得意なことで任せられる仕事の幅は増えます。したがって、英語は絶対ではありませんが、身につけた方がベターだと言えます。 - 自信がつく
子供のときに受験勉強として英語を学んだ場合には、英語での会話に対してコンプレックスを持っている人が多いようです。2011年より、英語は小学校から必須科目となりました。小学校でいきなり英語に出会って苦手意識を持ってしまう前に、少しでも英会話に慣らしておくと子供は自信を持つことができます。
リトルハグにとっての英語シッティングのゴールは、ネイティブのように英語をしゃべることでも、外資系企業に就職することでもありません。異なる文化を持った外国人と英語でコミュニケーションをとれるようになることだと考えています。そのためには、お子様の日常生活の中で英語にふれさせることが大事です。それにより英語が自然と定着し、誰とでも対等に物怖じせず会話できる大人になってほしいと願っています。