児童期における英語の慣れさせ方を理解しよう
赤ちゃんや幼児期と異なり、児童期になるとまず、時間の配分が変わってきますよね。大きな違いは、小学校への入学。授業も、友達との会話も日本語がメインとなってきます。さらには、子供の自我が出てくる時期でもあり、日本語での主張をすることが圧倒的に多くなります。
もしかしたら、日々実感されているのではないでしょうか。
児童期のお子様を持つ親として、英語を習っている子供たちにとって良い環境はどのように整えるのがいいのかをご紹介していきます。
児童期の英語習得に効果的な5つの方法
1.英語学習の時間を習慣づけする
小学校に入学すると、幼稚園の時よりも自由時間がなくなる子が多いのではないでしょうか。学校の宿題に加えて、習い事をかけもちしている子供たちもいます。
まとまった時間を英語に充てることができなくても、毎日数分でも良いので心がけて、英語に触れる時間を作ることが大切です。
英語の音楽やYouTubeを見てみたり、学校の宿題に使われている日本語の単語を英語で調べてみたり、音読してみたり。語学の習得は、やはり地道な努力を継続する必要があります。小さい時から毎日の日課になっていれば、自分たちで本気で英語をやる気になった時にぐんと伸びるでしょう。
2.単語力を増やすフォニックスを習得させる
母語の日本語の語彙力もどんどん増えるのが小学生の時期。この時期に、同時に英語の単語力をつけるために、フォニックスを習得する事が第一段階です。なぜならフォニックスは、日本語のフリガナのようなものなので、意味がわからなくても英語の文章を読み進める事ができるからです。
フォニックスは、YouTubeなどで“kids phonics”などと入力するとさまざまな動画を見つけることができます。無料の教材を活用するのが良いでしょう。フォニックスで読めるようになると、今まで聞いたことのある単語が文字になって脳に記憶されます。そのようにして「知っている」単語を増やすことができます。
3.英語で書かれた本を読む習慣をつける(英語アプリの活用)
読書には利点があります。夕方、なにかと忙しいお母さんたちがつきっきりになって英語をやらせなくても、子供たちに「毎日何ページ」と約束しておけば、子供たちだけで読書を進められます。
「Epic」というアプリがとてもおすすめです。非常に多くの本が最初から用意されていて、アプリをダウンロードしてすぐ使えます。なかには、音声で読み聞かせてくれるものもあります。読んでいる単語がハイライトされるので、後に続きながら声に出して読むという使い方もあります。年齢ごとに絵本が選べるので、最初は簡単な赤ちゃん用の絵本から始めてみるのも良いかもしれません。
4.「英語をやってみようかな」という気持ちに誘導する
幼児期は親が英語環境を作ってあげれば、子供は素直に英語を楽しんでいたかもしれません。しかし、年齢が上がるにつれて、忙しくなる毎日の中で、英語は余分なお勉強としか考えなくなる子供たちも出てきます。日本語と英語のワーク、日本語と英語の読書をさせるのは親としても悩みどころです。
このような時こそ、親は少し肩の力を抜いて、長い目で子供の英語教育を見てあげましょう。毎日数分だけでも英語の時間を確保しながら、「英語を学んで、みんなでアメリカに旅行行こうね〜」など、英語から得られる良いことについて話し合ってみましょう。
モチベーションを高めるようにして、子供たちにとって英語を学ぶ楽しみを作りましょう。英語に取り組むやる気につながります。
5.英語プログラムに参加する
夏休みなどの長期休暇に、英語のみで過ごすプログラムを用意している学校や団体があります。このような場を利用して、子供たちに英語を使う機会を与えてあげましょう。
費用はかかりますが、子供にとっても良い成長の機会。英語学習のやる気に繋がることでしょう。学校や習い事で、今どきの子供たちは非常に忙しいですが、よく会話して、チャンスを作ってあげるようにしましょう。特に、毎日コツコツと英語を学習してきた子供には、このような「英語しか使わない環境」への参加が、英語への目覚めにつながることもあります。ここまで成長したら、英語に関わる時間をどんどん増やしていくことをおすすめします。
子供たちの英語力向上やモチベーションアップのためにも、英語シッターサービスも上手く活用してください。