小一の壁とは、「共働き家庭で子供が保育園から小学校に進学した際に起こる問題」です。親にとっても子供にとっても周りの環境が変わるので戸惑うことが多いです。
- 6歳の子供が来年から小学校に進学するが、小一の壁が今から心配
- 夏休みや春休みをどう乗り切ったら良いか
- 今の仕事を転職・退職すべきだろうか
- 現在小二。学童に入ったが、教育面が心配。習い事は週末にしか行けない
そんな悩みがある方はぜひご覧ください。
小一の壁で起こること
小学校に入ると、保育園時代とは下記のような違いがあります。親子ともに負担が増えるので、何らかのサポートが必要になることでしょう。
- 預かり時間
保育園では7:30〜8:30、遅くても9:00までに登園していればクラスの活動開始に間に合い、遅れたとしてもそれほど支障はありません。一方で、小学校では朝会などがあるので8:20までには登校しなければならず、遅刻が常態化すると子供にとってはクラスに取り残される思いをします。
また、小学生になると下校時間が大幅に早くなり、14:30(低学年)〜16:00(高学年)で授業が終わります。仕事終わりまで保育園で預かってもらっていた場合には、小学校に入ると下校時には学童に入らざるを得ません。ただし、公立の学童では17:00〜19:00までの預かり時間のところが多く、ワーキングママにとっては間に合わない場合があり、「転職を考える」「民間の学童に預ける」「シッターサービスを利用する」などの選択を迫られます。また、民間の学童に預けることができたとしても、自宅でない場所に夜遅くまで預けることは子供にとっては不安かもしれません。
厚生労働省HP「放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より
19:00までの預かり施設が9割以上を占め、夏休みなどはさらに短くなる傾向に。
- 夏休み・春休み期間とお弁当の有無
夏休みや春休みなどの長期休暇は親御さまを悩ますポイントの一つです。地域によりますが、夏休みは7月中旬〜8月末の1ヶ月半、春休みは3月下旬〜4月1週目の2週間ほどあります。共働きの親御さまにとっては、お子様をずっと学童に入れておく必要があり、子供が学童に退屈したり、その様子をみて親御さまが心配になったりする時期です。
また、一部の民間学童を除き、その期間はお弁当を毎日用意する必要があり、親御さまの負担はかなり大きくなります。
- 子供の宿題
読み書きや日記など、小学校低学年から意外と宿題は多いものです。学童では宿題をやらせることに注力していないため、親御さまが毎日仕事終わりにそれらをチェックする必要があります。お子様にもストレスを与えすぎないようなやり方で宿題を終わらせてあげたいものです。
- PTAや行事への参加
小学校が6年間あるとPTAの役員の仕事は不可避です。年に数回まわってくる仕事(交通安全運動の旗振りなど)を行う必要があります。児童全体のことを考えると積極的に協力したいところですが、仕事との両立は大変です。
- 警報時には休校
登下校が子供だけなので、大雨や台風などの警報時には休校になる可能性が高いです。
一番の壁、学童について
たとえば東京都内では、地域によっては小学校隣接の公立学童に入れない場合があります。全国で待機児童数は約17,000名(2018年実績)と深刻で、施設ができても学童保育指導員の質を確保するのはまた別の問題です。また、公立の学童に小一から入れたとしても、翌年の小二で学童の定員に達すると低学年が優先されることもあります。
子供にとって安心できるご自宅で留守番をさせるか、親にとって安心できる学童で待機させるか、悩ましい問題です。
厚生労働省HP「放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」より
左図:学童クラブ数は増加傾向にあるものの、登録児童数も増えているため待機児童数が減っていない。
右図:待機児童数の学年別の状況:学童では低学年が優先されるため、小一で学童には入れたとしても学年が上がるにつれ学童以外も模索する必要がある。
- 江東区の例:江東きっずクラブ
遊び場を提供する「A登録:放課後子ども教室」と共働き家庭の小学生が利用できる「B登録:学童クラブ」の2つが連携しています。
(*下記表はupdate later)
江東きっずクラブA登録 | 江東きっずクラブB登録 | 学童クラブ | |
概要 | 遊び場を提供 | 共働き家庭向け | |
雰囲気 | 友達とたくさん遊べる休み時間のような感じ | ||
開設時間 | 放課後〜18:00 | 放課後〜19:00* | |
夏休み・春休み | 8:30〜18:00 | 8:30〜19:00* | |
スケジュール | |||
実施場所 | 小学校の空き教室 | 小学校・隣接施設 | 児童館・集合住宅 |
対象 | 小学1〜6年生 | 主に小学1〜3年生 | |
定員 | なし | あり | |
利用料 | 3,500円/年 | 4,000円/月(19:00までの利用で+1,000円/月)
おやつ代1,500円/月、保険料500円/年 |
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*施設により18:00まで(それによって小学校を決める??) | |||
指導員の数は? | 生徒20名に1名程度 | ||
宿題はみてもらえるか? | 各自 | やっているかの声かけ程度 | |
習い事を行った後に戻れるか? | 不可 |
- 世田谷区の例:新BOP学童クラブ
LATER
- 目黒区の例:学童保育クラブ
LATER
- 横浜市の例:放課後児童クラブ
LATER
小一の壁を英語シッター学童プランで乗り切る
あくまでも学童は「居場所」を提供しているだけですので、教育面で物足りなさを感じる親御さまも多いのではないでしょうか。そんなお悩みを解決するため、リトルハグでは英語シッターサービスを複数家庭でシェアできるプランを設計しました。お子様の安心できるご自宅で外国人ベビーシッターが英語を使って遊びや学びの時間を提供します。
- ご自宅で過ごせるのでお子様にとって負担が少ない
- 少人数で密に英語に触れられる
- ご家庭によって預かり時間や内容をカスタマイズできる
- 複数家庭で行えば、費用をおさえられる
また、英語以外にも、表現力が豊かになる、物怖じせずにコミュニケーションを取れるようになるなどの効果も期待できます。