子供に英語でピアノを習わせるとどんなメリットがあるの?

英語でピアノを教える教室が近年増えています。実はこの学び方がとても効率的な理由をご存じですか?英語は机に向かって学ぶより音で覚える方が早く上達することがあります。学術的にも言語学習と音楽鑑賞は共通点が多いのだと説明する人が多いのです。今回は音楽と言語の共通点や、実際にピアノをはじめ英語で何かを学習するメリットについてお話しします。

音楽と言語の共通点

赤ちゃんにとって大人の話す言葉は「音」でしかありません。この音のつながりは私たちの聴く音楽と同じようなものです。大人をまねて言葉を繰り返す赤ちゃんは、最初から意味を分かって言葉を発してはいません。音を覚えて真似をすることから始まり、周りの人の行動を見て意味を結び付けていくのです。小さな子供がよくする逆さま言葉は、音のままに言葉を覚えようとしている証拠と言えます。

ところが言語を音としてではなく言葉として理解し始めると、音ではなく意味から言葉を覚えようとします。大人になって言語を習得することが難しくなる理由の一つはおそらくこれが原因でしょう。

英語のリスニングの得意な子供は、英語力のアップするのが比較的早いことが多いです。発音を聞き取る能力が長けているので、スペルリングの仕組みがわかったり、リズムがどことなく気持ち悪いなという理由で間違いに気づくことができたりするためです。

このように言語学習は音で覚えると効果的な場合があります。音楽や楽器に親しみのある7歳以下の子供たちは第二言語の学習に長けているという検証結果もあります。

音楽には言語学習以外にもこんなメリットがあります

子供のうちに音楽に触れていると、リズムやテンポ、間や強弱の取り方、音の規則性などから俗にいうセンスを様々な場面で活かせるようになることがあります。位置や感覚のバランスに加え、創造性まで身に付けることができるためです。また、コツコツと練習を重ねることで集中力や挑戦心まで養うことができます。

リトミックという教育法をご存じでしょうか。その昔、スイスの作曲家が音楽家を育てるために考案した音楽の基礎教育法です。音楽以外にもに子供達の能力や協調性を伸ばすことができるとわかり、今では幅広い分野での成長のために必要な能力を養う教育法としてよく知られています。

英語でピアノを習うと身につくこととは

リトルハグでは、英語でピアノ、歌、チャンツなど音楽的要素を取り入れることが可能です。具体的に英語でピアノを学習するとどんなメリットがあるのでしょう。

一番大きなメリットは、言語として英語を学ぶのではなく、ツールとして英語を必然的に使う環境ができることです。どうやってピアノを弾くのか、どうするとうまく弾けるのか。説明や浮かんでくる質問を英語で行うとなると、文法を完璧に話そうなんて考えている余裕はありません。間違っていても目の前のことのためにとにかく思いを伝えてみることが大切なのです。子供の思いが伝わりピアノが上達すると、子供の感じる達成感も倍増します。

言語を学ぶにあたって、体を動かしたり想像をしたりして関連させて覚えたことはより強い記憶となります。この音、この曲を弾いたときにこんな話をしたなという具合に紐づけがあると、思い出しやすく記憶力も強化されます。特に聴覚や嗅覚は記憶と結びつきやすいのです。一見ピアノに集中しているように見えて、実は英語のフレーズもより早く覚えることができます。

そして全ての習い事に共通することですが、繰り返し練習することの大切さが同時に身につくことも大きなメリットです。

大切なのは言語を勉強しているという感覚を持たずに、英語を使い身に付けられる環境をつくること。何かに一生懸命になっているうちにいつのまにか英語のフレーズが身についていた、というのが理想です。

ピアノ以外にも英語で習い事をするメリットはある?

今回は言語学習に近いといわれている音楽に関連してピアノを例に出しましたが、学ぶ対象は一生懸命になれるのであれば子供によって何だって良いのです。大切なのは英語が聞こえてくる環境。ほかのことに集中している間にたくさん英語でコミュニケーションのとれる環境です。

例えば、小さな子供にはお絵描きがおすすめ。絵を頭で思い浮かべること、空間を自分でイメージして描くこと。想像することに集中している間にたくさん英語でおしゃべりすると、思い描いた絵と言葉が同時に記憶されるので英語のフレーズも思い出しやすくなります。

まだ言葉が難しい乳幼児や小さな子供には英語の歌もおすすめです。大人になってからもなぜか口ずさめる歌が誰しもにあるように、幼いうちにたくさん聴いて真似をしようとした歌は音楽として言葉までしっかりと記憶されます。

算数を英語で勉強することも意外と役に立ちます。生活していれば計算をする場面はたくさんありますよね。英語がペラペラでも数式や数字自体英語で表現することに慣れていない人はとてもたくさんいます。英語圏で生活していれば、日常的な一般常識でも、意識的に英語で挑戦してみなければ日本ではあまり聞く機会のない英語表現もたくさん存在するのです。少し専門的な言葉遣いが身につくのも英語で習い事をするメリットと言えます。

リトルハグのシッターたちにもそれぞれ得意なことがあります。ピアノや算数など特定の習い事を英語でしてみたい方はぜひご相談ください。

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