サンクスギビングデーという祝日を聞いたことがありますか?アメリカでとても大切なこの日は毎年11月の4週目の木曜日に祝われます。雰囲気はまるでお正月!サンクスギビングデーには違う州に住む親戚たちもみんなで集まって家族で食卓を囲みます。今年のサンクスギビングデーは11月25日です。そこで今回は、このサンクスギビングデーとは何の祝日なのかお話ししたあと、よく食べられる定番のお料理や、アメリカの子供たちが誰もが一度は作ったことのある「ハンドターキー」をご紹介します。記事の最後には楽しいイベントの紹介もあります。
サンクスギビングデーとはどんな祝日?
今からさかのぼること400年ほど、1620年にこの祝日の起源となった出来事がありました。このころピルグリムと呼ばれた新しい生活の土地を探していた人たちが「メイフラワー号」という船に乗ってイングランド(イギリス南西部)からアメリカ大陸に流れ着きました。ところがこの航海はつらいものでアメリカ大陸についてからも食べ物がなく、住む場所も寒さがしのげず、たくさんの人が病気になってしまったのだそうです。アメリカにはその土地に長く暮らす先住民のインディアンがいました。その中に英語を話せるものが一人いたんだそう。彼の通訳を通してインディアンたちはこのピルグリムたちに穀物や野菜の育て方を教えました。その年の秋、ピルグリムたちの畑にはコーンやかぼちゃなどの穀物がたくさん実り、さらにアメリカ大陸にたくさんいたターキーという鳥の料理で豪華な食事を作れるようになりました。食べ物の作り方を教えてくれたインディアンたちとこの食事を分け合って食卓を囲んだ日をきっかけに、人々は食べ物や家、家族など自分たちが生きていくのに必要なものに感謝をする習慣をつくり、今ではこの日をサンクスギビングデーと呼ぶようになりました。
サンクスギビングデーにでてくるお料理
サンクスギビングデーに食べる定番といえばやはりターキーの丸焼きでしょう!スタッフィングと呼ばれ、スパイスに野菜ナッツやパンをターキーに詰め込んでオーブンで焼きます。ターキーと中身を別々に調理する場合は、スタッフィングではなくドレッシングと呼ぶのだそう。これをクランベリーソースやマッシュドポテト、グレイビーソースなどと一緒に食べます。他にもスイートポテトのようなヤムや、グリーンビーンカッセロール、コーンやパンプキンパイなどが定番のお料理です。サンクスギビングのお料理は日本語でも調べると作り方がたくさん出てきますので是非ご家庭で作ってみてください。
アメリカ人の子供はみんな一度は作ったことがある「ハンドターキー」をつくってみよう!
サンクスギビングデーにちなんで子供たちが家や学校で必ず作るこれ!
「ハンドターキー」と呼ばれています。こちらがその作り方です。
- 紙に自分の手を置いて鉛筆でなぞって手の型を取ります。
- 親指がターキーの頭に、そのほかの指がターキーの羽になるイメージで色を塗っていきます。羽の色など何色に塗ってもOK!綺麗なターキーや面白いターキーを描いてみよう!
- 目やくちばし、足を描いたら完成!
左の写真では足の形をとってターキーを正面から見たように描いています。
手や足の方を鉛筆でとるのでもいいですし、絵の具を使ってスタンプのように型をとるのも面白いですよ!
サンクスギビングデーイベント!
リトルハグでは皆さんの作った「ハンドターキー」を大募集します!
集まったターキーはリトルハグホームページ、インスタグラムで下の絵の中に掲載されます!お友達のターキーと一緒に自分のターキーを絵の中で遊ばせてみませんか?
みなさんの楽しいターキーの絵をお待ちしております!
追記 (2021/11/25)
みなさんからいただいた楽しいハンドターキーを下記に掲載します。