英語は赤ちゃんのころから始めるべきか?

小さなころの子供はまわりの音に対してとても敏感です。
幼少期は学校の勉強もさほど忙しくないため、早い時期に英語を始めることは良いことだと考えられていますね。あまり早期に英語教育を施すと子供が混乱するということも言われていますが、これは日本人の家庭で英語をメインの言語として教えた場合です。あくまでもメインの言語が日本語であれば問題ないようです。
日本人の家庭でバイリンガルに育てようとする場合には特殊な環境が求められますので、これについては別の記事に記載することにします。
英語教育を行う目的は子供の発達段階により異なってきますので、適切な時期に、適切な接し方をしましょう。今回の記事では、赤ちゃんから幼児期までの、接し方のコツをお伝えします。

生後半年〜:まずは聞き取れる音を増やすインプットの時期

もちろんこの時期は、大人との会話はおろか、言葉を話すことはできません。でも、耳がいろいろな音を聞き分けたり理解したりするようになります。この頃から英語の音に慣らしておくと、英語を聞き分けられる耳を鍛えることができます。さらに、音をインプットしておくことで、将来の発音も良くなります。CDなどの音声だけでは子供が反応を示さないこともあるので、「活きた」生の英語を聴くことをおすすめします。

2歳〜:英語を好きになり興味を持つ時期

簡単なあいさつや、単語を繰り返し話すことによってその言葉を覚えます。子供は夢中になって同じ言葉(例えばHello!など)を連発するようになりますよ。保護者も一緒になって楽しみましょう。また、この時期は、無理に英語を教えようとするとやる気を損ねる恐れがあるので、あくまでも遊びのなかで楽しく英語にふれさせます。

5歳〜:英語でどんどん会話するアウトプットの時期

この頃になると、大人や友達と話している内容にも興味が出てきます。思っていることをどんどん話してみたくなるんですね。アルファベットを使って遊んだり、絵本を読んだりして子供の興味に合わせてやり方を変えてみるといいかもしれません。
重要なのは、週1回でもいいので「英語に触れること」を続けることです。
保護者様も経験があるかと思いますが、中学校に入ると英文法を重視した(受け身の)授業が始まります。その頃までに英語を聞き取ることや、英語での会話の訓練をやめてしまうと、英語で表現することよりも読み書きが先行されてしまいます。話すことのできた英語の記憶が頭の中で孤立してしまい、ついには忘れてしまいます。
帰国子女の方が日本に帰国した後、英語を使わないうちにしゃべれなくなってしまった例をよく聞きます。将来的に英語を定着させるためには、小さい頃に習得した英語を持続させることが必要です。そのためにも、保護者の方は子供と積極的にコミュニケーションをとるなどしてやる気を引き出してみてはいかがでしょう。
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