産後、夫にイライラするのはなぜ?

 子育て家庭の中で、子供が0〜2歳で育児が大変な時期の離婚が最も多いという統計結果があります。帰りが遅く子育てに全く協力的でない父親だけでなく、子育てに協力しようとする父親に対しても母親はイライラしてしまうことがあるようですがなぜでしょうか。これはオキシトシンというホルモンが関係しているようです。このオキシトシンは「愛情」と「攻撃」の両面の作用をあわせ持っており、場合によっては父親でさえ攻撃の対象となることが最近解明されてきました。育児中の母親のストレスを軽減し、オキシトシンを「愛情」という良い作用に働かせるためには、
  • 授乳すること
赤ちゃんに授乳している間、お母さんは深いリラックス状態に入り、愛情を強めやすくなります。お母さんと赤ちゃんの2人だけの大切な時間です。
  • 夫が妻に寄り添う気持ちをみせること
育児でストレスを抱えていることに理解を示し、悩みなどを聞いて頑張りを認めることで、お母さんの気持ちは安らぎます。
 時には「愛情」となり、時には「攻撃」となるオキシトシンの働きは非常に複雑なものですが、そのメカニズムを知った上でお互いに接することで夫婦の関係性は向上し、育児にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
参考:
NHKスペシャル ママたちが非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て
最新情報をチェックしよう!