幼稚園、保育所、認定こども園等の無償化ってどういうこと?

最近、テレビで「保育の無償化始まります!」っていうコマーシャルをよく目にしますよね。

こんな感じのビジュアルで、覚えている方も多いのでは?このコマーシャルでは、申請はおはやめに~という締めくくりがります。「では、どこに、どんな申請をするのが良いのか?」「私の場合はどうなるのか?」と、逆に疑問を持った方も多いのではと思います。

今日の記事では、2019年10月から始まる幼児教育、保育の無償化について簡単に解説し、どのようにして確認するのがよいのか?をお伝えしていきます。

幼児教育、保育の無償化って、なぜはじまるの?

そもそもですよね、このテレビコマーシャルを見て唐突に感じられた方が多いと思います、私もそのひとり(笑)。でも、随分前から用意されてきたことなんです。

地域や環境によって、一律こうだと言うことがいえませんが、幼稚園の年少~年長までの年齢の保育料と言うと2万円から3万円ほど、というところがあるそうです。また、お子さんが2人いてその年齢が近ければ、2人とも預けるとすると4~5万円ほど月々負担する、ということもあるそうです。これがもし、この無償化がはじまることによって負担が軽くなるとすれば、朗報ですよね。

さかのぼること2017年12月、幼児教育の無償化などを柱とした2兆円規模の「人づくり」のための新たな政策が閣議決定されました。これはつまり、日本の国策、国の方針として、人材を育成することに力を入れることを決めた、ということなんですね。

当時の決定によると、幼稚園や認可保育所、認定こども園に通う3歳から5歳の子どもについては、親の所得に関係なく、一律に費用を無償とする、また、0歳から2歳の子どもについては、当面住民税非課税の世帯に限って無償とする、認可の施設に入れずに認可外などの施設に通う子どもも大勢いるため、そうした世帯には一定額の補助を出す方針、とあります。この基本的なルールは、開始される直前になってもほぼ変わっていません。

このとき安倍総理大臣は「日本が直面する最大の課題は少子高齢化。子育て世代への投資のため、子育て世帯の負担を軽減し、全ての子どもたちが質の高い教育を受けられるようにしたい」と話しています。

つまり、日本の「人づくり」政策の一環として、小さいお子さんを持つご家庭の負担を軽減し、質の高い教育を受けられるようにしようという配慮から始まったのが、この幼児教育の無償化といえます。

幼児教育、保育の無償化とは、いったいなに?いつから?

公式のホームページよると、下記のようになっています。いま、どのような保育施設に預けているのか?これから保育施設に預ける予定がある方は、対象となるお子様が何歳になるのか?などが、関わってくるみたいですね。預け先をどうするかまだ決まっていない、という方は、うちの場合はこうすると無料になるかも?と考えてみると良いでしょう。

■幼稚園、保育所、認定こども園等
・ 幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無償化されます。(ただし、幼稚園は上限2.57万円)
・ 0歳から2歳までの子供たちについては、住民税非課税世帯を対象として利用料が無償化されます。
・ 幼稚園、保育所、認定こども園に加え、地域型保育、企業主導型保育事業(標準的な利用料)も同様に無償化されます。

■幼稚園の預かり保育
・ 対象となるためには、お住いの市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
・ 幼稚園の利用に加え、利用日数に応じて、最大月額1.13万円までの範囲で預かり保育の利用料が無料になります。

■認可外保育施設等
・ 対象となるためには、お住いの市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
・ 3歳から5歳までの子供たちは月額3.7万円まで、0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供たちは月額4.2万円までの利用料が無料になります。
・ 認可外保育施設に加え、一時預かり事業、病児保育事業、ファミリー・サポート・センター事業、ベビーシッター事業を対象とします。

■就学前の障害児の発達支援
・ 就学前の障害児の発達支援を利用する3歳から5歳までの子供たちの利用料が無料になります。

さて、これがいつから始まるか?というと、コマーシャルの通り、2019年10月からなんですね。もうすぐそこまで来ていますね。

手続きが心配な人は、いま何をしておくべきか?

まず、住んでいる地域の自治体について調べましょう。たとえば、弊社の所在地がある横浜市では、こんなホームページが準備されています。

幼児教育・保育の無償化 横浜市

最新更新日が昨日(執筆時点、2019年8月26日)になっているので、お役所でもどんどん対応を進めているということでしょう。横浜市では、説明会を開催したり、どんな手続が必要なのか?わかりやすい資料がダウンロードできるようになっています。さらにお問い合わせの専用ダイヤルも用意されているみたいです。

今からでも遅くありません、気になる方ははやめに確認をして、申請が必要なのか、手続きはどんなものを用意するのかを確認するようにしましょう。また、内閣府が用意しているページでは「うちの子の場合はどうなるの?」という疑問に答えてくれるシミュレーションができるようになっていますよ。

うちの子の場合は?|幼児教育・保育の無償化はじまります。

こちらも合わせてチェックしましょう。

まとめ:お役所へ確認に行きましょう

さて、コマーシャルで気になっている幼稚園、保育の無償化ですが、基本的にはご自身で住んでいる地域のルールを確認してアプローチしていただかないと恩恵に預かれない、ということがわかっていただけたかと思います。

不安な方、心配な方は、はやめに、住んでいる地域、○○市、保育無償化というようなキーワードでインターネットで調べたり、窓口に足を運んで確認してみてください。お役所へ相談に行けば親身に対応してくださるはずですよ。

今日の記事が役に立てていたら嬉しいです。また、この記事で紹介した幼稚園、保育の無償化に関しては、お住まいの地域の自治体にお問い合わせください。

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お客様の声|英語ベビーシッターのリトルハグ

■参考URL
幼児教育・保育の無償化概要: 子ども・子育て本部 – 内閣府

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