ツールとしての英語

今年の4月から小学校英語教育が大きく変わる事に伴い、私の子供達の周りでも英語を習う子達が増えてきています。日本の学校ではみんな英語を習ってきているはずなのに、英語に対して苦手意識のある人って多いですよね。私の周りも、多くのママ達が、自分は英語ができないから子供には同じ思いをさせたくないと習わせているケースをよく見ます。
英検やTOEICなど積極的に受験している日本人。自分たちの思っているよりも文法知識とか単語力があるのに、話せないと思っている人がたくさんいるのは、やはり実践の自信が無いからではと感じます。
英語はコミュニケーションの一つの手段なので、本当は「伝える」ことに重きを置くべきです。人と人との会話の中での英語は、机上の英語の論理が通用しないこともあります。文法がめちゃくちゃでも、顔の表情やジェスチャーを使って自分の伝えたいことを、カタコトでも英語で話せたら、それは立派にコミュニケーションの役割を担っています。
移民の多いニューヨークでは、カタコトの英語で自分の言いたいことをどんどん言っている人がたくさんいました。そこでは机上の英語ができるかできないかではなく、どれだけ自分の知っていることを使って外に「伝える」かが大事でした。
まだまだ日本は多様化や異文化社会ではないので、つい外国の方を見ると緊張して話せないというケースも多々ありますが、英語を話すベビーシッターさんと子供たちが小さい時から接することによって、子供たちは自然と外国の方に慣れることができますね。
ベビーシッターさんの英語を聞くことによって、子供たちが英語と動作を結びつけて身体で覚えられ、自然と英語を使う機会も増えます。
英会話教室に週一回通って英語を学ぶのも良い方法だと思います。しかしながら、自宅で子供たちがリラックスして日常の英会話に自然と触れられる機会は、コミュニケーションを磨く上でも、感受性の豊かな幼少期には貴重な経験となるのではないでしょうか。
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